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開会式(碧南市藤井達吉現代美術館)

新年あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

昨年を振り返ってみると、台湾の催事・D-art,ART ・アートフェア名古屋とKOUGEI金沢・丸善 等、色々ありました。コロナの終息ゆえでしょうが、催事が大変活発化しております。今、振り返ってみても、本当に大変な1年でした。
今年はいかなる1年になるのでしょうか…

さて、本年初回の更新は「碧南市藤井達吉現代美術館 -顕神の夢 幻視の表現者-」開会式になります。
本展覧会は碧南市制75周年記念事業・開館15周年記念によるものとなっており、大変豪華な企画展となっております。
本展は江戸時代から現代までの約50名の作品が展示されており、中でも村山槐多・関根正二の両名の作品を同時に観ることができる貴重な展覧会となっております。

一般公開に先立ち、1月4日に観てまいりましたが大変素晴らしいものでした。
出品作家の一部をあげさせて頂きますが、円空・萬鐵五郎・高島野十郎・河野通勢・宮沢賢治・岡本太郎・横尾忠則・村山槐多・関根正二 他 大変豪華メンバーとなっております。
これだけの作品を中部地区で観ることができるのは、極めて珍しい事かと思います。
お時間が許す方、美術に興味をお持ちの方 是非 本展に足をお運びすることを、おすすめ致します。

本展覧会は1月5日~2月25日の期間で開催されております。
それでは、次回の更新でお会いしましょう。

碧南市藤井達吉現代美術館「顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで」(有料)

開会式(碧南市藤井達吉現代美術館)

先日(10月27日)に碧南市藤井達吉現代美術館「須田国太郎の芸術 三つのまなざし」の開会式に行ってまいりました。
翌日に更新を行おうと思っていたのですが、前回同様、出張等 様々な予定が立て込み、ようやく今日更新とあいなりました。

さて、今回の企画展「須田国太郎の芸術 三つのまなざし」ですが、4つの主題を設け展示されております。あまり内容を話してしまうと楽しみが減ってしまうので、割愛させていただきますが、必ず第1章からご覧になってください。第4章の部屋は1階にあるため、すぐに入りたくなりますが、木本館長も開会式でおっしゃっておりましたが、第1章から観ていくことで最後の第4章がより楽しめるかと思います。

本展覧会は絵画、写真等 約200点が展示されており、須田国太郎の芸術を余すことなく詰め込んであります。中部地区では須田国太郎はなかなか観ることができないので、是非足を運ばれた方が良いかと思います。

それでは次回の更新でお会いしましょう。

本展覧会は10月28日~12月17日の期間で開催されております。
碧南市藤井達吉現代美術館「須田国太郎の芸術 三つのまなざし」(有料)

開会式(碧南市藤井達吉現代美術館)

先日(5月1日)に碧南市藤井達吉現代美術館「碧い海の宝箱‐達からはばたく未来-」の開会式に行ってまいりました。
本来なら翌日に更新を行おうと思っていたのですが、出張等、様々な予定が立て込み、更新を忘れてしまいまい、本日、「阪急アートフェア2023」の参加情報をアップする際に思い出し、連日投稿とあいなりました。(;^_^A

さて、今回の企画展「碧い海の宝箱‐達からはばたく未来-」ですが、碧南市制75周年記念事業・開館15周年記念、ならびにリニューアル記念展ということもあり、非常に力作が揃えられております。
本展ではこれまでに収蔵してきた所蔵品のなかから厳選した112点の名品が並べられており、今後も碧南市藤井達吉現代美術館がこの地域の「宝箱」として美術品を未来に遺し伝えるとともに、箱の中に留まらず地域に根差した活動を通して皆様に愛される存在となれるよう、共に歩を進めていきたいという願いのもと開催された企画展となっております。

私的に好きな作品を3点あげるならば、以前、中日新聞(夕刊)でも記載された、室町時代の絵巻物「てこくま物語」、岸田劉生「二人麗子図」の半年前に作成された「童女飾髪之図」、富岡鉄斎が交友がある大浜の石川三碧に描き送った三福対「福禄寿図」・「瀛州仙境図」・「西王母図」でしょうか。

本展覧会は幅広いジャンルの美術品が展示されており、お好みの名品がきっとあるかと思います。お時間が許す方は是非訪ねてみてください。

本展覧会は5月2日~6月25日の期間で開催されております。
碧南市藤井達吉現代美術館「碧い海の宝箱‐達からはばたく未来-」(有料)

開会式(愛知県美術館【コート-ルド美術館展 魅惑の印象派】)に行ってきました

昨日(12月26日)に愛知県美術館【コート-ルド美術館展 魅惑の印象派】)に行ってまいりました。
久しぶりの翌日更新です。最近、更新を忘れたり、パソコントラブルで更新できない等、色々ありましたから(笑)…

さて、今回の企画展【コート-ルド美術館展 魅惑の印象派】ですが、国内3ヶ所で開催されます。日程・開催場所ですが
2019年9月10日~12月15日 東京都美術館
2020年1月3日~3月15日  愛知県美術館
2020年3月28日~6月21日    神戸市立博物館
で開催されます。

展覧会内容ですが、イギリスのコート-ルド美術館から印象派・ポスト印象派の作品を中心に、選りすぐりの名品が展示されます。
少し作家名を挙げさせていただくと、『フィンセント・ファン・ゴッホ』、『クロード・モネ』、『ポール・セザンヌ』、『アンリ・ルソー』、『ピエール=オーギュスト・ルノワール』、『エドゥアール・マネ』、他 皆さんが「あっ! この作家、知ってる!!」といった作家が数多く展示されています。展示作品も、テレビや書籍で見たことがある作品が展示されています。

また、展示室8では「熊谷守一の油彩画」が多数展示されており、来場者を大変楽しませてくれます。

本展覧会は来年1月3日から開催します。冬休みの最後に素敵な美術品に囲まれてみてはどうでしょうか

愛知県美術館【コート-ルド美術館展 魅惑の印象派】(有料)

開会式(碧南市藤井達吉現代美術館)

先日(8月9日)に碧南市藤井達吉現代美術館「空間に線を引く 彫刻とデッサン展~橋本平八から現代の彫刻家まで~」の開会式に行ってまいりました。
本来なら翌日に更新を行うのですが、正直な話、忘れていました…
お客様に「今回は碧南の開会式に行かなかったの?」と言われて、ようやく気付きました。このようなブログを楽しみに読んでくださっていることに感謝するとともに、「やってしまった~ 忘れてた~」と冷や汗をかきました。
遅れての更新すみません。

さて今回の企画展ですが、「平塚市美術館」、「足利市立美術館」、「碧南市藤井達吉現代美術館」、「町立久万美術館」の4カ所を巡回しております。すでに「平塚市美術館」、「足利市立美術館」は巡回終了していますので、「碧南市藤井達吉現代美術館」を見逃してしまうと、「町立久万美術館(愛媛県)」まで行く必要があります(笑)

今回は橋本平八、佐藤忠良、船越保武、柳原義達等、物故作家に始まり、船越桂、三沢厚彦等、現存作家まで幅広く揃えると共に、具象、抽象のジャンルを問わず幅広く作品が展示されております。

半数ほどの作品はデッサンと彫刻が対となって展示されており、大変来客者が楽しめるように展示されています。

彫刻のみならず、デッサンまで楽しめる貴重な展覧会です。夏の知多を楽しみつつお寄りになられても損は無いかと思います。

本展覧会は8月10日~9月23日まで開催されております。
地下展示場に「藤井達吉」も展示されていますので、行かれる方は忘れず見てきてください。
それではまた、次回の更新でお会いしましょう。

碧南市藤井達吉現代美術館
「空間に線を引く 彫刻とデッサン展~橋本平八から現代の彫刻家まで~」(有料)

あいちトリエンナーレ2019に行ってきました

7月31日にあいちトリエンナーレ2019「情の時代」に行ってまいりました。

あいちトリエンナーレ2019「情の時代」は8月1日~10月14日の計75日間行われる美術の祭典で、今回で4回目の開催となります。
このトリエンナーレですが開催スパンが決まっておりまして、3年ごとに開催されます。ちなみにビエンナーレは2年ごとです。

今回キーワードとなる「情」ですが「感情・情報・なさけ」の3つの意味からきているらしいです。細かな説明をすると長くなってしまうので、詳しくは公式Webサイトをご覧ください。

さて、今回のトリエンナーレですが、会場が「愛知芸術文化センター」、「名古屋市美術館」、「四間道・円頓寺」、「豊田市美術館・豊田市駅周辺」の4つのブロックに分かれておりまして、私は「愛知芸術文化センター」の式典に行ってまいりました。感想としては「映像プログラムが多いなぁ…」といった感じでしょうか。他のブロックのことはわかりませんが、現代美術に興味のある方は行かれてもいいかなと思います。

あいちトリエンナーレですが、「1DAYパス」、「フリーパス」、「クリムト展セット」とチケットの種類によって効果や価格が異なっておりますので、チケットをお求めになる前に公式Webサイトで確認なされた方がいいと思います。

最後になりますが、「表現の不自由展・その後」もきちんと見てきましたよ。並ばずに(笑)
それでは次回の更新でお会いしましょう。

開会式(刈谷市美術館)

まさかの2連続更新です。
先日(9月15日)に刈谷市美術館「金魚絵師 深堀隆介展 -平成しんちゅう屋-」の開会式に行ってまいりました。

深堀隆介さんの作品は器の中に樹脂を流し込み、その表面にアクリル絵具で金魚を少しづつ部分的に描いていき、さらにその上から樹脂を重ねます。その作業を繰り返すことにより、絵が重なり合い立体的なアリティのある金魚が描かれていきます。

深堀隆介さんの名前をご存じで無い方も、作品を見ると「ああっ!」と思い出す方も多いのではないでしょうか。この新たな技法は大いに注目され、国内外を問わず、近年高い評価と注目をあびております。

本展では初期の作品から新作(初公開作品を含む)まで幅広く展示され、展示数も約200点と質・量ともに申し分のないものとなっております。テレビで、書籍で拝見して気になる方々、是非訪れてみることをおすすめします。

刈谷市美術館「金魚絵師 深堀隆介展 -平成しんちゅう屋-」(有料)
開催期間:9月15日(土)~11月4日(日)

開会式(碧南市藤井達吉現代美術館)

先日(9月18日)に碧南市藤井達吉現代美術館「へきなんの文化財 未来へと守り伝えるもの」の開会式に行ってまいりました。
本来なら翌日に更新を行おうと思っていたのですが、出張等、様々な予定が立て込み、更新を忘れてしまいました。先日、碧南市藤井達吉現代美術館がお客様との話題で出て、更新を忘れていたことに気づいて、ようやく今日の更新と相成りました。

さて、今回の企画展ですが歴史系企画展で書、刀、巻物、仏像 等、様々なものが展示されております。

中でも注目すべきは9月14日の中日新聞(夕刊)と15日の中日新聞(朝刊)に記載された、小倉百人一首の撰者として知られる藤原定家(1162~1241)がつづった「明月記」の原本の一部と、室町時代の絵巻物「てこくま物語」でしょう。

上記の二点は、碧南市内でみりん醸造「九重味淋」を営む石川家の25代(1844~1923)の美術品コレクションに含まれていたものです。上記のコレクションは14年に碧南市藤井達吉現代美術館に寄贈され、今回初めて一般公開されることになりました。

古典好きな方には嬉しい美術品が揃っているかなと思います。気になる方は訪ねてみてください。

本展覧会は9月19日~10月21日まで開催されております。
碧南市藤井達吉現代美術館「へきなんの文化財 未来へと守り伝えるもの」(有料)

開会式(碧南市藤井達吉現代美術館)

先日(10月10日)に碧南市藤井達吉現代美術館「長野県信濃美術館名品展」の開会式に行ってまいりました。
本来なら翌日に更新を行おうと思っていたのですが、東京出張等、様々な予定が立て込み、ようやく今日の更新と相成りました。

さて、今回の企画展ですがタイトルにあるとおり長野県信濃美術館から多数の名品がやってきております。中でも注目すべきは菱田春草の作品で、6点もの作品が展示されております。春草は長野県飯田市の生まれでして地元の作家として長野県信濃美術館が集めていたものですが、6点もの作品が碧南の地で鑑賞できるとはなんとも贅沢な限りです。
本来であればこれだけの作品を碧南へ回してしまえば長野県信濃美術館内が寂しいことになるのでしょうが、長野県信濃美術館は築50年を迎え老朽化が進んだため現在リニューアル化がすすめられており休館中です。そのため美術館に展示する必要がないため、春草ほかよりすぐりの名品が碧南に来たようです。

菱田春草、奥村土牛、河野通勢、藤島武二、荻原守衛、草間彌生 他、多くの美術品が展示されております。もちろん地下1階の常設展コーナーでは藤井達吉も展示されておりますので、見忘れ等ございませんようご注意ください。

本展覧会は10月11日~11月26日まで開催されております。
長野県信濃美術館に興味を持っていた方々は是非足をお運びください。

碧南市藤井達吉現代美術館「長野県信濃美術館名品展」(有料)

開会式(愛知県美術館)

昨日(10月7日)に愛知県美術館「開館二十五周年記念 長沢芦雪展 京のエンターテイナー」の開会式に行ってまいりました。

この芦雪展ですが、二十五周年ともありなかなかの名作がそろっております。協力者覧をみても神社、美術館、会社、美術業者、個人収集家 等あわせて70以上の名が書き連ねております。ここ最近の愛知県美術館では一番力が入っている企画展ではないでしょうか。

さて、長沢芦雪は江戸時代の絵師で円山応挙の弟子になります。存命期間は1754~1799年と46歳で生涯を閉じております。
芦雪は師とは対照的に、大胆な構図、斬新なクローズアップを用い、奇抜で機知に富んだ画風を展開した「奇想の絵師」とも言えましょう。
この「奇想」という言葉ですが、辻惟雄が1970年に刊行された「奇想の系譜」に端を発し、西洋美術に対しても「奇想」の語が用いられるほど今となっては定着しております。その辻氏の最近の出版物内でも芦雪のことを「人工の奇想」だと述べています。
奇想とは「普通には思いつかない、変わった考え。奇抜な着想」です。
そんな芦雪だからこそ、今回の企画展を考えた方も「京のエンターテイナー」と称したのでしょうね。

今回の目玉は無量寺の襖絵空間を体感できます。非常に貴重ですので是非足を運んでくださいね。
ではまた、次の更新でお会いしましょう。

愛知県美術館「開館二十五周年記念 長沢芦雪展 京のエンターテイナー」(有料)
開催期間:10月6日(金)~11月19日(日)